2013/09/30

CaptureStream というアプリケーション

NHKラジオ第2の「ラジオ英会話」を聞いています。厳密には録音しています。とても「聞いている」なんて言える状態ではなく、もう1年半くらい、録音したのが溜まっています。

最初は Windows の Radika というアプリケーションで録音していましたが、「らじる★らじる」のストリームを直接ファイルに落とすシェル・スクリプトを公開されている方がいらっしゃって、いまはそれを改変して Ubuntu で録音しています。ネットの環境が悪いとは思えないのですが、よく録音に失敗するので、1日に4回かな、録音しています。うまく録音できているのがあれば、他のは捨てるという感じです。

でも前後に不要な部分が必ず付きます。これを削除するのにまたスクリプトを書き、という感じで、録音することが目的になってしまって、肝心の英語の方はほぼ手付かずの状態です((泣))。


■ NHKは利用者より収入源を守りたいのか?

で、実はNHKが公式サイトで1週間分の放送を公開していて、以前はそれをローカルに落とす Android のアプリなんかもあったのですが、NHK出版の金もうけの障害になると判断したのか、そういう自動処理でのダウンロードができない仕組みを作ってしまいました。いったいNHKは誰のためにネットワーク上のサービスを展開しているんでしょう。本当に不可解な放送局です。

「まとめてダウンロード」のリンクくらい作ってくれてもいいのに。

で、ネット上には、現在のこの状況でも語学講座のストリーミングをローカルに保存する術を提供してくださる方が複数いらっしゃいます。

そのうちの1つが、Qt で動くGUIのアプリ「StreamCapture」です。Ubuntu 版のほか Windows 版、 Mac OS 版があります。こないだ発売になった「日経Linux」に触れられていました。よろこび勇んでググってダウンロード。起動してみました。


http://sourceforge.jp/projects/capturestream/


ところがです。Ubuntu 12.04 で動作確認をしている、と書いてあるのですが、わが家の 12.04 ではエラー発生して実行できません。


> error while loading shared libraries: libaudio.so.2(以下略)


普段、動かしているこのマシンはネットラジオ録音専用機。 Compaq CQ1120JP という AMD の省電力機で「AMD Fusion APU E-450」を搭載。Ubuntu 12.04 は64bit版を入れてます。ちなみに、さくらのVPSで動かしている 12.04 server editon (64bit) でもやはり動いてくれません。

64bit 版だからあかんのでしょうかね?

ところが、ふと DELL XPS13 の Windows7 Pro 上の VirtualBox で動かしている 12.04 の 32bit 版で試してみたら、特に手を煩わされることもなくちゃんと動きました。

まぁ、滅多に起動しない仮想マシンに頼るわけにもいきません。ダメ元で 64bit 版 Ubuntu で  Windows 版を Wine で動かしてみたら…これがちゃんと動くんですね。厳密にはちゃんとでなく、日本語フォントの表示が縦圧縮になっていておかしいんですけど、ダウンロードするという目的は、きちんと達成できています。

しょうがないから Windows 版にしときますけど…そういうところが Linux の限界なのかなって、ふと思ったりします。Wine 頼みという逃げ道は貴重です。


32bit 版の Ubuntu 12.04 で動かしたところ。
Wineで動かしたところ。日本語フォントが縦長だけど、ちゃんとダウンロードができてます。


追記:

試しに 32bit 環境から libaudio.so.2(実際にはリンク)と(その実体と思われる)libaudio.so.2.4をコピーしたら、窓は表示されました。ただ、実際のダウンロードには失敗。まだ何かライブラリを足してやればいいんだろうけど。まぁ、Wineで当分は乗りきるか。エラーの中身はどうやったら分かるんでしょうかね…ターミナルには何も出てこないし。

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(Sep.30, 2013)

2013/09/06

続・docomo SO-02E (Xperia Z) のSIMロック解除

今週末はほぼ1年ぶりの台北ということで、SIMロックを解除した Xperia Z がきちんとアンロックされてるかどうかを試してきます。

数日前、docomoショップを2軒回って、万が一トラブルが起きた時のために「SIMネットワークロック解除PIN」が知りたいから教えてくれ、と言ったけど、結局教えてもらえませんでした(知っとかないと大変なケースがある事情については「docomo SO-02E (Xperia Z) のSIMロック解除」参照)

最初に行った店は、どちらかというと無愛想で対応に柔軟性の感じられない男性担当者(副店長)が「docomoの代理店担当窓口に聞いたけど、その都度払いだす番号だからここでお教えできるものはない」という。「でもそしたら、入れたSIMが有効にならなくて端末がドコモのセンターと通信できない状態でそういうことが起こったときは、どうすればいいですか? それぞれの個体に固有のPINがないとシステム成り立たないんじゃないですか?」って聞いても、きちんとした答えが返ってこない。

いい加減イライラして、その窓口とやらの担当者に直接話がしたい、と言ってもそれはできない、の一点張り。親身になって対応する姿勢がどうも感じられないそいつに、捨て台詞を吐いて店を後にしました(以前別の用件でその店に行ったときは、店員の話が埒が明かなくてdocomoの担当者に変わってもらったことがあったから、直接話をさせないというルールはないんだと思う)。

2軒目ではかわいい女の子が一生懸命調べてくれたけど、「きちんとアンロックできてれば、本来そういうことは起こらない」というお定まりの返事が帰ってきて挙句「トラブルが起きた時の具体的な対応についてショップ側から問い合わせる先が分からず、docomoの窓口をたらい回しにされている」と怖ろしい告白をされました。

docomo、本当に大丈夫なんでしょうか。そもそも、こちらもどういう仕組みでこのアンロックが実現し、どういう理由でトラブルが起こっているかという情報がないから、こちらも的を射る質問ができないのが悪いのですが、トラブルが実際に起きている(とネットに情報がある)からこういう質問をしているのに、あんまりじゃないかと思っちゃいます。

こういう会社が本当にスマホをオペレーションしてていいんでしょうか。spモードメールのアプリひとつをとっても、とてもじゃないけどdocomoがスマホの世の中を理解しているとは思えない。そんな会社が「土管になりたくない!」と散々駄々をこねて、ついに iPhone を出すことにしたらしいから、逆に注目しちゃいます。iPhone に docomo 謹製クソアプリの数々が載るんでしょうか。

これで3大キャリアからそろって iPhone が出るのだから、 日本もオーストラリアや香港や台湾みたいにSIMフリー化しちゃえばいいのに。てか、早いとこ義務化しろよな、と思ったきょうのニュースでした。

話は元に戻りますが、果たして台湾兄貴のSIMカードをギュギュっと差して、Xperia Z は動いてくれるでしょうか。結果は改めてご報告します。




追記:

桃園行きの便が出る前に、ついに docomo 151 に電話。「SIMネットワークロック解除PIN」は事前にはお教えできません、とあっさり言われた。やはり「教えてくれた」対応が特別なものだったようで。でもそんなもの、なんで教えられないのか理解できません。一括で買ってる端末だから俺のものだし、SIMアンロックの手数料も払っているのだから、その手段を開示しない理屈がないと思うんだけどね。

今回の件でまたほとほと docomo が嫌いになりました。iPhone 5S が出てもパケ代とかはほかほど安くしないらしいし、んだったらやっぱり SBM に行くよ、と思ってしまいます。

話を戻します。

台北での「実験」は、結論から言うときちんと期待通りに現地SIMでデータ通信やテザリングまでこなすことができました。 トラブってdocomoのサポートに凸電することを夢見て?wいたのですが、実にあっさり。

夜遅い便での到着だったので桃園の台灣大哥大(Taiwan Mobile, TWM)カウンターは当然のごとく閉まっていて(お姉さんは2人いたけど「closed」と冷たく言われた)、金土は24時までやっている台北市内の直営店(台北林森北二直營服務中)に駆け込み、通話とネットし放題のプランをゲット。APNを聞いて入れたらいとも簡単につながって、とてもよかったです。

店のお兄さんの名札を見ると「實習生」と書いてあって、確かにいろんなことが抜けていたり手続きが足りなかったりしたんだけど、取り敢えずつながったからいいか、みたいな感じでした。

ついでにテザリングも心配の種だったのですが、問題なくできました。docomo 151 のお姉さんに「docomo 以外の SIM を差している時のテザリングは sp モード強制云々の問題は起こらない」 と言われてはいたけど、不安だったんです。これもまぁ、よかった。

そしてさらに、「iPhone 4S (SBM版) + iOS 6.1.1 JB + GPP」の端末に TWM の SIM を挿しましたが、こちらも問題なく通話と 3G データ通信ができました。「ローミング」に設定するのと APN の再設定を忘れないことが大切(俺は特に後者のやり方がよく分からなくて困った)。

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Sep.06, 2013(追記:Sep.08, 2013)

楽天モバイルを台湾で使ってみた

GWに、久しぶりに台湾に赴きました。コロナ禍の間に延命していた台湾大哥大と中華電信の回線のうち中華電信の方を失効させてしまい(なぜ中華電信だけ失効したんだろう)、今回の滞在は台湾大哥大と楽天モバイルの2回線で賄うことにしました。テザリングでAndroidスマホ1台とiPad、Ma...