ラベル IME の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル IME の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2008/04/23

ATOK X3 on Ubuntu

うぉぉぉ〜っ。やっと Ubuntu にも ATOK です。

先月、ATOK X3 がやっと Ubuntu に対応したというのを実は全然知らなくて、1週間くらい前に友人から聞きました。「当然、知ってると思って」と。いやいや、最近はそれほど熱心に情報収集してるわけじゃないですから。で、どうせ近所の店に売ってるわけもなく通販で取り寄せなきゃ、と思っていたらDL版があるじゃないですか。パッケージである必要はないし、以前購入した ATOK X があるおかげでAAA優待版なるものを買えました。むろん、DL版です。8.04 Hardy Heron の日本語ローカライズ版RCにインストールしてみました。

で、Windows 版のATOKのイメージがあるからインストールはすぐ終わると思っていたら大違い。ログアウトして仮想コンソールに降りて、ポチポチコマンドを打たなきゃいけない。アホかいなと思いました…アップデーターを適用せなあかんのですが、それも全部手作業。せめて一連の作業をスクリプトにして同梱するとかできなかったのかと思います。

■操作

1. ダウンロードサイトにて、ATOK X3 for Linuxアップデートモジュールをダウンロードします。
http://www3.justsystem.co.jp/download/atok/up/lin/080318.html

以降の手順は、/tmp/atokx3/ディレクトリに保存した場合を例として説明します。

2. ダウンロードしたATOK X3 for Linuxアップデートモジュールを展開します。

$ cd /tmp/atokx3
$ tar xzf atokx3up1.tar.gz

3. CD-ROMドライブに、ATOK X3 for LinuxのCD-ROMを入れます。
4. GNOMEやKDEなど、デスクトップにログインしているユーザーがいれば、すべてログアウトします。
5. [Ctrl]+[Alt]+[F2]キーを押します。

仮想端末に切り替わります。

6. 「root権限で実行するコマンドを、sudoで実行できるユーザー」でログインします。
7. 言語を変更します。

$ export LANG=C

8. 次のコマンドを実行して、CD-ROMをマウントします。

$ sudo mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom

9. 次のコマンドを実行して、空のファイル「/etc/gtk-2.0/gtk.immodules」を作成します。

$ sudo touch /etc/gtk-2.0/gtk.immodules

※「gtk.immodules」の「gtk」と「immodules」の間にはドット(.)が必要です。

10. 次のコマンドを実行して、ATOK X3 for Linuxをインストールします。

$ cd /media/cdrom
$ sudo bash ./setupatok_deb.sh

11. 次のコマンドを実行して、ATOK X3 for Linuxアップデートモジュールを適用します。

$ cd /tmp/atokx3/atokx3up1
$ sudo bash ./setupatok_up1_deb.sh

12. ATOK X3 for Linuxの起動設定を行うため、次のスクリプトを実行します。

$ sudo bash /opt/atokx3/sample/setting_debian4.sh

13. ATOK X3 for LinuxのCD-ROMを取り出します。

$ sudo eject /media/cdrom

14. ログアウトします。

$ exit

15. [Ctrl]+[Alt]+[F7]キーを押します。

デスクトップログインの画面に戻ります。

16. 任意のユーザーで新しくログインします。

ATOKが使えるようになります。

うぎゃー。別に、CD-ROM をマウントしたり面倒な切り替えをしたりしなくても、必要なファイルやフォルダをどこか1つのフォルダに複写してそこに cd して sudo bash ./hogehoge.sh でいいじゃないかと思うんですが。って、そういうのを自分で書けばいいんですよね。簡単だし。

まぁ、あのアホなIME(実名は出しませんよ)とお別れできただけでも、すごいメリットなんでこれ以上は言いません。「お」とか「ご」とかの接頭辞?をちゃんと変換できないなんて、日本語IMEとしては失格でしたから。俺的に。まして、さすがATOK、単語の用例が出てくるとか、登録単語が Windows から import できるとか、素敵すぎます。会社のPCと変わらないもんね。

----

<追記>

で、きょう会社から帰ってきて、普段使っているインストレーション(Ubuntu 7.04 Faisty Fawn)に ATOK X3 の導入を試みて、成功しました。上の一連の動作を一本化して sudo bash。成功するには成功したんだけど、[ctrl][alt][F7] で戻ったら X がちゃんと動いてなくて [ctrl][alt][BS] やっても再起動できなくて、そのうち [ctrl][alt][DEL] も効かなくなって、HWリセット orz...

復帰したらちゃんと動いたからよかったんだけど、何がいけなかったんですかね?

#!/bin/bash

export LANG=C
sudo touch /etc/gtk-2.0/gtk.immodules

# ATOK X3 導入

cd ./ATOKX3
sudo bash ./setupatok_deb.sh

# アップデートモジュールの適用

cd ../atokx3up1
sudo bash ./setupatok_up1_deb.sh

# スタートアップ起動の設定

sudo bash /opt/atokx3/sample/setting_debian4.sh

exit


----
(2008.04.23, 2008.04.24 加筆)

楽天モバイルを台湾で使ってみた

GWに、久しぶりに台湾に赴きました。コロナ禍の間に延命していた台湾大哥大と中華電信の回線のうち中華電信の方を失効させてしまい(なぜ中華電信だけ失効したんだろう)、今回の滞在は台湾大哥大と楽天モバイルの2回線で賄うことにしました。テザリングでAndroidスマホ1台とiPad、Ma...