2023/05/20

楽天モバイルを台湾で使ってみた

GWに、久しぶりに台湾に赴きました。コロナ禍の間に延命していた台湾大哥大と中華電信の回線のうち中華電信の方を失効させてしまい(なぜ中華電信だけ失効したんだろう)、今回の滞在は台湾大哥大と楽天モバイルの2回線で賄うことにしました。テザリングでAndroidスマホ1台とiPad、MacBookがぶら下がります。


■ 楽天モバイルの海外ローミング

楽天モバイル(UN-LIMIT Ⅶ)の海外でのローミングは初体験。

楽しみにしてたんです。別途の出費なしで普段遣いのスマホをそのまま使えるのは、ありがたいことです。

で、特に面倒な操作を求められることはなく、端末のローミングSWをオンにするだけですぐ接続。イミグレーションに向かいながら普通に使い始められるのは、延命SIMと同じ感覚で(しかもSIM入れ替え不要)すげーいいなぁと思いました。

Rakuten Link もいい感じで、すぐに通話可能になりました。

勤務先支給スマホも携行してましたが、中の Softbank 回線は「海外ローミング絶対禁止」の指令が出ていたので出国前にSIMを抜き、電話は楽天回線に転送してました。桃園でイミグレに移動しながら同伴者(楽天ローミング)に Rakuten Link で試してもらったら、ちゃんと転送されて自分の Rakuten Link(楽天ローミング)に着信しました。

国内転送の料金は、勤務先が支払うから気にしません。

Rakuten Link で国内と同じ感覚で電話をかけたり受けたりできるのは、とても安心感がありました。滞在中に職場で大トラブルがあり対応に忙殺されたのですが、思わぬところで強みを発揮した、という印象です。

■ ディレイはきつい

接続先は、到着前にウェブで調べたら皆さん Far Eastone(遠伝電信)と書かれていたので結構不安があったけど、いざつながってみると Chunghwa(中華電信)。その点では安心できたけど、スピードがすごく遅い。スピードというよりは、もしかしたら反応が悪いだけかもしれないとは思ったものの、スピテしてまで調べるのはやめました。

楽天の公式ウェブにはローミング先のキャリアが明示されていた
先人のブログでは、Far Eastone で100Mbpsを軽く超えているスクショも出ていたので、もしかしたら接続先を選び直して Far Eastone にすればよかったのかな…。

Rakuten Link もローミング回線でつなぐと、通話にすごいディレイがありました。楽天SIMを入れた状態でデータは現地回線のテザリング、という環境だとディレイを感じなかった気がするけど、気のせいかも。きちんと検証していません。

■ 楽天の海外ローミング料金

スピテを実行しなかった理由は、楽天の料金の仕組みです。

1カ月間の海外ローミングの上限は2GBになっていて、使った分は料金計算に普通に加算されます。俺はケチなので、普段から楽天の回線は3GBの枠内にとどめてます。スマホで動画を頻繁にみるような使い方はしないので、無理せず使って3GB(税別980円)に収まっています。

楽天モバイルの公式ウェブから

ところが、ローミングの分を加えて3GBの枠に収まらなくなったら、いきなり税別1980円に跳ね上がります。そう考えると「スピテは無駄」。

同じ理由で、滞在中のメイン回線としてガシガシ使うのもためらわれます。ローミングの2GBの枠内にデータ消費が収まる自信もありませんでした。ローミングは2GBを超えると1GB500円(非課税)を払って買い足す必要があります。

メイン回線はやはり、大哥大の計日型しかないと結論しました。なのに…いざ大哥大のSIMをiPhoneに入れようとすると…見つからない。あろうことか日本に置いてきていました。出発前に、きちんと確認しておくべきでした。

楽天ローミングですべてを賄う手もあったかもしれないですが、ディレイが大きいのと、追加コストが2700円くらい発生する(可能性がある)と計算すると、どう考えても地元のプリペイドSIMの方が有利です。

大哥大のSIMを再発行してもらうことも考えたけど、手数料300NTD。普通にほかのキャリアと契約するのと同じコストがかかるから、やめました。


■ 中華電信のプリペイドSIM

結局、1日目の夕方に台北駅近くの中華電信の店で旅行者用のSIMを契約しました。中華電信の4Gは、むっちゃ早いというわけではないけど普通に安定してました。計日型(3日間)で300NTD。当日のレートで1300円前後だから、手間を考えなければ現地SIMがいいと思いました。

この店に来たのはもう一つ目的がありました。使い切りでなくトップアップで延命できる普通のプリペイドSIMが欲しかったのと、失効したプリペイドSIMをまかり間違って復活できたりしないかな、と。

結局、どちらも玉砕でした。

店には1人、外国人を担当する眼鏡のお兄さんがいて、ちょっと話が複雑になるとすぐその人が飛んできました。早口、ちょっとキツめの対応で、いかにも融通利かなさそう。普通のプリペイドSIMに関しては「居留証がいる」といい、失効SIMがあると言っても「ムリ」と拒絶されました。まぁ、そのお兄さんでなくても、ムリだったとは思いますが。

街中の夕方の店は結構混んでいて、30分以上待たされたと思います。その分、時間の無駄だったともいえます。

こうなることが分かっていたなら、ガラ空きの桃園のカウンターでサクッと空港SIMを買えばよかったなと。あるいは FarEastone とかの空港SIMは少し値段が安かったし、それを試してもよかったな、と思ったのでした。

帰国して帰宅したらすぐに、大哥大のSIMにトップアップして延命しました。もう絶対、失効させてはなりません…。しかし LINE Pay じゃなくて日本発行のクレジットカードでもトップアップできるように戻してくれないもんですかね。

(注)楽天モバイルの回し者でもアフィでもありませんが、チャレンジャーとして頑張ってほしいと思っているし、不自由なく使えています。

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2023/05/20


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楽天モバイルを台湾で使ってみた

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