1)docomo ではなく台湾大哥大に
本当は移したい docomo のガラケー用SIMは、何しろ「指定外端末利用料金」なる月500円(たぶん税別)のナゾのぼったくりシステムがあり、出る幕はなし(本当にそれをやるなら、いまならどこかのMVNOにMNPでもすればいいんだろうけど)。
そこで、台湾大哥大のプリペイドSIMを差してみたわけです。大哥大のSIMはしかるべき設定をしておけば(有名な話ではあるものの、驚くべきことに)電話とSMSに関しては日本国内でローミングが効いてしまい、SBMのネットワークで使えちゃいます。どうせ電話とSMSなんだから3Gでいいし、使っている機種のDSDS(4G+3G)でちょうどいいのです。
試しに日本のケータイ番号に掛けてみたら、ちゃんと
+886 ___ ___ ____
という番号が通知されていました。通話だけでなく、SMSも台湾の番号で発信することができました。
2)コストはいかほどか
ちゃんと調べてないけど、日本国内にかける時は18.33NTD/分、台湾へは53.69NTD/分、かかるらしいです。日本のキャリアの回線で日本国内にかけると20円/30秒程度はかかることを考えると、ざっくり5割増しの料金がかかる感じでしょうか。
■ 台湾大哥大: 漫遊國家&資費查詢https://www.taiwanmobile.com/cs/public/internationalRatesAction.do?method=search
3)Skype とひも付けすること
Skypeは、果たして日本市場のことをどこまで真剣に考えているのかなと思います。単にチャットアプリとしてみれば普通に日本語対応してくれてるのですが、ケータイ回線とのひもづけ(音声とSMS)に関しては、
SkypeInのために050番号を提供してくれるのはいいのですが、信じられないことにSkypeOut時の番号通知に非対応だという話だし(しかもそれを改善しようというようすは全くない)、「発信者ID」の設定に対応してくれてないのです。
ところが台湾の番号なら大丈夫なんで、台湾大哥大のSIMをDSDS機に入れて設定してみました(発信者IDの設定自体はPCのウェブブラウザを使用)。SkypeOut すると、相手にはちゃんと台湾から電話したことになっているのです(台湾の+886で始まる番号がちゃんと表示される)。国内からだと+886の番号に逆電しようという気にはあまりならないと思いますが、事前に番号を教えておけば誰からの電話か分かってもらえます。
■ Skype: 発信者番号通知
https://www.skype.com/ja/features/caller-identification/
追記:
ひも付けの手続きをすると「24時間以内に完了」「完了したらSMSを送る」みたいなことをいわれるんだけど、SMSは結局来なかったと思います。でもちゃんと番号通知される(SkypeOutしたら台湾の番号が相手に表示される)ようにはなったので、安心してください。
■ Skype: Skype を使って国際電話番号に直接通話https://secure.skype.com/ja/calling-rates?expo365=empty
台湾への通話を考えるなら、対携帯8.36円/分、対固定2.26円/分です。
日本の携帯へは10.81円/分、固定電話へは2.26〜3.59円/分だそうです。
ま、いまの世の中 050 IP電話はいくらでもほかに選択肢があるし、日本国内への通話でSkypeを使う必然性は低いですが(あ、プリペイドで月々の固定費用は不要です)、文字通り「設定してみた」結果報告でした。
ちなみに、NTTひかり電話や050plusで台湾へかけると30円/分もかかります。
追記:
「も」と言いはしましたが、それでも十分安いんですけどね…国内の携帯通話料金より(台湾にかける料金の方が)安いってどういうことなんでしょう
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