なんといっても linux版のクライアントがあって、Windows 版、Mac 版と変わらない使用感。Ubuntu ユーザなら Ubuntu One を使え、WebDEV使える Drivee もある、とか言われそうだけど、実家の両親とのやりとりとか他プラットフォームのマシンとの共有とか考えたら、どうしても Dropbox 一択になってしまいます。でも Dropbox は扱える容量が 2GB しかないし、いろんな場合分けをしたいのに1台1アカウントはしんどくね?
…ということで、調べてみたらちゃんと解決策がありました。
■ Dropbox あれこれ
http://old.ikoinoba.net/index.php?UID=1236005338
シンボリックリンク、ジャンクションを使えば管理が楽
「My Documents\My Dropbox」「~/Dropbox」の中にシンボリックリンクを貼っておけば、そのリンク先のファイルやフォルダが同期される。Windows XPではリンク作成シェル拡張を使うといい。Vista、Windows7の場合は適当に検索するべし
Windows のユーザ切り替え云々という方法はあんまりエレガントだと思わないし、この辺の方法を参考にさせていただいてたぐっていけばいいかなと思って、あれこれやってみました。
で、実際わが家でどうしているかというと、
<第1段階> 設定データの退避
- 「ファイルの保存場所」を ~/.dropbox 以外の場所に移す (他のアカウントと区別できる場所にする)
- クライアントを終了する
- ~/.dropbox をどこか r/w 権限のある別の場所に移動する
- 移動した先でディレクトリ .dropbox のシンボリックリンク(1-a) をつくってどこかに置いておく
- その (1-a) をシンボリックリンク ~/.dropbox としてコピー (1-b)
- クライアントを起動すると元と同じように動作する
- クライアントを終了する
- シンボリックシンク .dropbox は削除
- クライアントを「$ dropbox start -i」 で起動
- クライアントに新たなアカウントを設定
- 第1段階の処理を繰り返す
<第3段階> アカウントの切り替え
- 起動しているクライアントを終了 → 「$ dropbox stop」
- この時自動的にアカウントの設定は保存される
- 起動したいアカウントの (1-a) を (1-b) する
- クライアントを起動する → 「$ dropbox start」
- アカウントの切り替え完了
でもって、最終的に第3段階をスクリプトにしてしまえば、同時起動はできなくても手軽にアカウント切り替えができるっつーわけです。この Dropbox、 linux クライアント(GUI は GNOME だけだけど)がちゃんと用意されているだけでなくて、コマンドラインでクライアントの終了やら設定やらもできるようになっていることに、とても感動しました。詳しくは 「$ man dropbox」 参照です。
余談になりますが、とことん素敵なシステムだなと思ったのは、実家の両親とDVDのイメージファイルをやりとりした時のこと。 200MB 程度に分割したものを、向こうのクライアント(linux でなくWindows 7 版)のフォルダに放り込んでもらって、こっちでそれをコピーして削除するという方法を取りました。当然 2GB の上限は超えているから「満杯です」のアラートは出るけど、こっちのローカルに同期したファイルを別のディレクトリに移動したら、空いたスペースの分、向こうからファイルを順次こっちに同期してくれるんです。
驚くことじゃないだろうけど、俺もオヤジも関心しきりでした。
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(Jun.11, 2011)
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