2011/06/07

WesternDigital の HDD と「低速病」

以前ほどPCを自作する気力がわかず…何がってあのCPUとクーラーをハメる作業が憂鬱で、近くのPCパーツショップでBTO(というより、MBもHDDも電源も結果的に自分で選んだからCTOってことになるのかな)したわけです。きょうで丸々1週間になるけど、まだ引き渡しできないという。こんなもんなんでしょうかね? 「こんなに待たされるなら、やっぱり自分で組み立てたほうがよかった」と何度となく思ったのですが、納品が遅くて結果的に救われたことがありました。

一昨日の寝る前に、 「んじゃこれで」とお願いしたHDDがどういう規格のものなのかさっぱり調べずにオーダーしたのが気になって、ベッドの中で iPhone まさぐって調べてみたんです。

型番は「WD15EARS」。WesternDigital の 1.5GB SATA HDD であります。

で、この型番を iPhone の Safari の検索窓に入力すると、候補の中に「低速病」の文字が見えます。何? 低速病って…いまどきの製品で速度がそれほど問題になる機種が存在するのか、と思って、規格について調べる前にそっちを読んでしまったのです。

その症状はここでは詳しく書きませんが(ググれば出てきます)、読み進むと、どのロットで起こるか 、いつ起こるか、どういう条件で起こるか、一切分からない謎の奇病のようです。そんなものをあーた、俺に押し付けるわけ? って思っちゃったけど、中には「発生するのは液晶のドット落ちくらいの確率」という書き込みもあって、取り敢えずCTOの構成を買えられるかどうか店側に相談しなきゃ…って思って、その晩は就寝したのでした。

翌日、店に電話すると、俺のマシンの担当サンが休みだというので、別の店員サンと少し話したのですが、「うちの店ではそういうクレームは今のところ来ていないから、ネットで書き込みがあると目立ってしまうけど確率としては低いのではないかと考えている」という話でした。でもまぁ、問題が possible だと分かっている製品を進んで買うのはあまりにバカバカしいので、やっぱり差し替えてもらうことにして、きょう店で別の製品を選んできました。

実はもうひとつ、セクタのサイズの問題も気になってました。WD15EARS は4096バイトセクタのシリーズの製品で、Windows XP はともかく linux  でも問題が起こりうるという書き込みがあったのです。問題を回避するには fdisk の expert mode で云々という話があり、とっても面倒くさそうだったのです。fdisk とか parted がちゃんと対応してくれればいいのに。あ、もしかして俺が知らないだけでもう対応済みだったりするんでしょうか?

まぁ、そんなわけで、安全策をとって HGST の 2TB ドライブにしました。リテール品ということで、3年保証が付いてます。でも確か、日立は HGST を手放すんじゃなかったでしたっけ? 困ったことに。何のかんの言って、ここ数年は HGST 以外のハードディスクを買ってないんですよね。

果たして、どんなマシンに仕上がってくるんでしょうか。てか、いつ引き渡されるんでしょうか。メモリ16GB載るもんで、1つ確保した Win7 Ultimate と Ubuntu 11.04 はともに 64bit を入れるつもりです。困ったことは仮想マシンの 32bit OS で解決するか、ほかの 32bit マシンでやればいいと思ってます。てか、仮想マシン動かすためにメモリたくさん積むんだから。

その顛末はあらためて書くかもしれません。


■ 4096 バイトセクタの HDD と Linux
http://d.hatena.ne.jp/dayflower/20100310/1268208064

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(Jun.07, 2011)

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