もともと入っている Windows7 Home Premium よりさくさく動く感じがします。まだ大したことやってないからかもしれませんが…で、例によってというか、Unityを使わず GNOME Classic でログインして使っています。
■ パネルの時計の表記がおかしい…
今回初めて気がついたんではなくて、たぶんこれまでは無視していたんだと思うんですが(よく覚えていない)…パネルに時計を載せるには「インジケーターアプレット完全版」という複合アプレットと、シンプルな時計という2つの選択肢があります。
シンプルな時計の方はきちんとメンテされているのか、ちゃんと、というかシンプルに「10/21」のように表示されるのです。ところが「完全版」の方はというと、日本語環境で使ってるとこの日付の付き方が気持ち悪い。月は「10月」と付くのに日付は「21日」とならずに「21」だけなんです。初期値では「日 10月 22」のように表示されていたと思います(正しくは覚えていない)。これは何とも凹むので、何とかしたいと思って調べ始めました。
シンプル時計の方を使えばいいかなと思ったんだけど、この「完全版」にはネットワークのアイコンとオーディオのヴォリウムのアイコンが統合されていて(うちの環境ではこれら以外は見えない)、このうちオーディオのアイコンが単独では存在しない(というか見つからない)。オーディオのアイコンを使おうと思ったら、「完全版」を使うしかないのです。
■ 時計表記のカスタマイズ
で、結論から言うと、カスタマイズは可能でした。
本当は、時計の表記だけは英語に、とかっていう設定ができるようになってれば、面倒臭いことせずに英語にしちゃえばフラストレーションはたまらないけど、仕方ないですね。
実現する方法は大きく2つ。
<1> dconf を使う
1) sudo apt-get install dconf-tools
2) open dconf
3) com.canonical.indicator.datetime
4) time-format を custom に
5) custom-time-format を好みの定義に変更(トークン一覧は最後の方に)
- パネルの時計と同じにするなら「%m/%d (%a) %T」のように指定
- 俺自身は「%B%d日 (%a) %T」と指定
<2>コマンドラインで設定変更
gsettings set com.canonical.indicator.datetime time-format "'custom'"
gsettings set com.canonical.indicator.datetime custom-time-format "'%m/%d (%a) %T'"
トークンは、たぶんこの定義と同じなんだと思うけど、備忘録的に残しておきます(どこから拾ってきたのか忘れてしまった)。
%% a literal %
%a locale's abbreviated weekday name (e.g., Sun)
%A locale's full weekday name (e.g., Sunday)
%b locale's abbreviated month name (e.g., Jan)
%B locale's full month name (e.g., January)
%c locale's date and time (e.g., Thu Mar 3 23:05:25 2005)
%C century; like %Y, except omit last two digits (e.g., 21)
%d day of month (e.g, 01)
%D date; same as %m/%d/%y
%e day of month, space padded; same as %_d
%F full date; same as %Y-%m-%d
%g last two digits of year of ISO week number (see %G)
%G year of ISO week number (see %V); normally useful only with %V
%h same as %b
%H hour (00..23)
%I hour (01..12)
%j day of year (001..366)
%k hour ( 0..23)
%l hour ( 1..12)
%m month (01..12)
%M minute (00..59)
%n a newline
%p locale's equivalent of either AM or PM; blank if not known
%P like %p, but lower case
%r locale's 12-hour clock time (e.g., 11:11:04 PM)
%R 24-hour hour and minute; same as %H:%M
%s seconds since 1970-01-01 00:00:00 UTC
%S second (00..60)
%t a tab
%T time; same as %H:%M:%S
%u day of week (1..7); 1 is Monday
%U week number of year, with Sunday as first day of week (00..53)
%V ISO week number, with Monday as first day of week (01..53)
%w day of week (0..6); 0 is Sunday
%W week number of year, with Monday as first day of week (00..53)
%x locale's date representation (e.g., 12/31/99)
%X locale's time representation (e.g., 23:13:48)
%y last two digits of year (00..99)
%Y year
%z +hhmm numeric timezone (e.g., -0400)
%Z alphabetic time zone abbreviation (e.g., EDT)
たぶん、この中の「まとめて日付を表示」の日本語環境用の定義が間違っているんだと思います。
でも本当は、俺はあの時計アプレットは英語表記で使いたいんだよね。言語を部分的に変えられたらいいのにね。
■ ひっそりと世界時計
今回、副産物的に発見した機能に、時計をクリックしたらドロップダウンしてくるカレンダーに、複数のタイムゾーンの時計を定義することができるということを知りました。
"How to set multiple timezones in Gnome Classic?"
http://askubuntu.com/questions/155151/how-to-set-multiple-timezones-in-gnome-classic
dconf なら「com.canonical.indicator.datetime」の「locations」を書き換えればよいです。俺の場合は台北、ベルリン、トロントの3カ所を指定しています。値を、
['Asia/Taipei Taipei', 'CET Berlin', 'America/Toronto Toronto']
のようにすれば事足りるみたいです。
さらにコマンドラインなら、
gsettings set com.canonical.indicator.datetime locations "['CET Berlin']"
のようにすればよいようです。
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(Oct.22, 2012)
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